和雲の羽毛布団は洗濯できるのかな。
和雲は取り扱いが大変ってホント?
和雲や羽毛布団の洗い方を知りたいな。
そんな人向けの情報となります。
和雲(WAKUMO)は、ダウンの精製、洗浄、縫製を国内で行う、純日本製の羽毛布団です。日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルを取得しており、その品質はお墨付きとなっています。
結論から申し上げると…
和雲は自宅での洗濯NG!
和雲の羽毛布団は、自宅で洗濯したり、コインランドリーを利用することはできません。その理由は、ダウンが潰れてしまい、本来の機能性が失われしまうからです。
和雲に限らず、羽毛布団の洗濯は、専門クリーニングにお願いする必要があります。残念ながら、ウォッシャブルの羽毛布団は、低品質であるモノが多いです。
本記事でわかる内容はこちら。
- 和雲(WAKUMO)は洗濯できるの?
- 和雲の洗濯NGは高品質を意味する!
- 羽毛布団クリーニングはプロに相談!
羽毛布団は、高品質なモノほど、自宅での洗濯はNGです。ダウンの保温性や調湿機能が落ちてしまうだけでなく、カビの原因にもなるので御注意ください。
和雲(WAKUMO)は洗濯できるの?
和雲(WAKUMO)は洗濯できません。
公式案内を確認すると…
羽毛布団はご自宅で洗うと羽毛が潰れて本来の保温・調湿機能が落ちてしまったり、カビの原因になる場合がありますので、ご自宅での洗濯やコインランドリーのご利用はご遠慮ください。
引用: 純日本製羽毛掛け布団「和雲」
(。 ・ω・))フムフム
問題となるのは2つ。
- 羽毛が潰れて機能が落ちてしまう
- カビが発生して傷んでしまう
良質なダウンには、湿度によって閉じたり開いたりする、調湿機能が備わっています。これが羽毛布団の最大の魅力であり、軽くて暖かい秘密です。ただ、自宅で洗濯すると、その機能が失われてしまうリスクがあります。
また、カビにも注意が必要です。自宅で洗うとなると、洗濯機の衛生面や、干すタイミングや時間まで考えなければなりません。天候や季節にも影響されるので、プロに任せるのが確実です。
羽毛布団は、なるべく洗わないことが推奨されています。クリーニングは2〜3年に一度、5年以上使ったらリフォーム検討の流れです。布団カバーは、定期的に洗濯しましょう。
和雲の洗濯NGは高品質を意味する!
和雲の洗濯NGは、高品質を意味します。
洗濯可否の理由をCheckするとわかります。
ウォッシャブルの羽毛布団は…
ダウンの品質が高くない
ポリエステルの側生地である
ダウンプルーフ加工している
和雲(WAKUMO)の羽毛布団は…
ダウンの品質が高い
綿100%の側生地である
ダウンプルーフ加工していない
1つずつ詳しくみていきましょう。
ヾ(@°▽°@)ノ
ダウンの品質が高い
和雲のダウンは高品質
和雲には2つのモデルがあり、どちらも日本羽毛製品協同組合が発行する、ゴールドラベルを取得しています。プレミアムモデルは『プレミアムゴールド』、スタンダードモデルは『ロイヤルゴールド』です。
ゴールドラベルとは
日本羽毛製品協同組合では、ゴールドラベル(品質推奨ラベル)を発行しております。これは、当組合の品質基準(組成混合率、かさ高性、清浄度など)に合格した最高級の羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんであることを表します。
引用: 日本羽毛製品協同組合
グレード | ダウンパワー | ダウンの混率 |
---|---|---|
プレミアムゴールド | 440dp以上 | 93%以上 |
ロイヤルゴールド | 400dp以上 | 90%以上 |
エクセルゴールド | 350dp以上 | 80%以上 |
ニューゴールド | 300dp以上 | 50%以上 |
羽毛布団の品質は、ダウンパワーとダウン率で決まります。ダウンパワーは、羽毛のふくらみのことで、どれだけ空気を含めるか、保温性や調湿機能の高さです。
ダウン率は、ダウンとフェザーの割合のことで、50%以上が羽毛布団、50%未満が羽根布団となります。割合が高いほど、軽くて暖かくなるイメージです。
和雲をはじめ、高品質の羽毛布団ほど、洗濯によるダウンパワーやダウン率の低下に気をつけなければなりません。逆にそれを気にする必要がないということは…
綿100%の側生地
和雲の側生地は綿100%
羽毛布団は、ダウンの品質はもちろん、ダウンを覆っている側生地の品質も同じくらい大切です。ダウンの調湿機能は、空気の出入りがあることが前提なので、側生地の通気性が重要となります。
- ポリエステル → 暑い、蒸れやすい、寝苦しい
- コットン → 暖かい、快適、心地よい眠り
ウォッシャブル羽毛布団によくあるのは、ポリエステルの側生地です。洗濯以前に、羽毛の機能性を考えるなら、ポリエステルはNGとなります。綿100%を選びましょう。
和雲の側生地は、綿100%はもちろん、綿のカシミヤと呼ばれる超長綿が使われています。また、極細糸(100番手)を高密度で織り込み、ダウンの吹き出しを防ぎつつ、通気性も確保している、優れものです。
ノンダウンプルーフ
和雲はノンダウンプルーフ
羽毛布団の側生地には、ダウンプルーフ加工されているものがあります。これはダウンの吹き出しを防ぐための加工ですが、同時に通気性も下がってしまうのが難点です。
ここまでの内容をまとめると…
高品質の羽毛布団の条件はこちら。
- ダウンパワー・ダウン率が高い
- 側生地が綿100%かつ細番手(60以上)
- ダウンプルーフ加工されていない
洗濯NGの羽毛布団は、高品質の証です。
一方、洗濯OKの羽毛布団は、ダウンの品質や、側生地の素材との交換条件で、ウォッシャブル仕様にしていることがあります。羽毛布団は、快適な寝心地があってこそ、ダウンが機能しないのでは意味がありません。
羽毛布団クリーニングはプロに相談!
和雲をはじめ、高品質の羽毛布団は、専門クリーニングやプロに任せるのが確実です。自宅で洗濯したり、コリンランドリーを利用したり、最寄りのクリーニングに預けるのも、リスクがあります。
こちらの2つがポイントです。
- 布団を購入したお店に相談する
- リフォーム認定工場に依頼する
1つは羽毛布団を購入したお店に相談することです。和雲(WAKUMO)には、サポートデスクが用意されており、電話、メール、問い合わせフォームから相談できます。
以下の記載もありました。
Q.羽毛布団を汚した場合はどうすればいいですか?
A.側生地(がわきじ)の表面にちょっとした汚れがつく程度であれば、濡らしたタオルを固く絞った後、汚れの箇所を軽くたたきながら汚れを吸い取るように取り除いてください。シミがほぼなくなったら、しっかりと乾かします。
布団内部まで汚れが移っている場合は、サポートまでご連絡ください。引用: よくあるご質問
相談できるかどうかは、お店の信頼性や安心感にも繋がります。羽毛布団への知識はもちろん、製品にどこまで責任を持っているかがわかるからです。
もう1つはリフォーム認定工場に依頼すること。
日本羽毛製品協同組合では、ゴールドラベルだけでなく、リフォームラベルも発行しています。これは消費者が安心してリフォームを行い、気持ちよく羽毛布団を使えることを目的とした制度です。
3つのラベルが用意されています。
プレミアムダウンウォッシュ仕上げ
ダウンウォッシュ仕上げ
ふとん生地交換仕上げ
これらのリフォームラベルが使用できること。つまり、日本羽毛製品協同組合が認めた工場であれば、安心してクリーニングをお任せできます。
羽毛布団のクリーニングやリフォームは、プロに相談するのが確実です。購入したお店に相談するか、リフォーム認定工場にお願いするのが良いでしょう。
以上、
和雲(WAKUMO)の洗濯についてでした。
和雲の羽毛布団は、自宅で洗濯できないものの、これは高品質の証とも言えます。洗濯したらフワフワ感がなくなった、宅配クリーニングでぺしゃんこになった、そんな悲しいことにならないよう、ダウンの取り扱いはプロに任せましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。