ウレタンマットレスの寿命と交換タイミング【5つの重要な値とは】

ウレタンマットレスの寿命と交換タイミング【5つの重要な値とは】

ウレタンマットレスの寿命はどのくらい?

今のウレタンマットレスはもうダメかなぁ。

高耐久のウレタンマットレスに買い換えたい。

そんな人向けの情報となります。

結論からお伝えすると…

ウレタンマットレスの寿命は1〜10年です。

ウレタンマットレスに限った話ではありませんが、低品質のマットレスはすぐダメになるし、高品質のマットレスは長持ちします。そのため、ウレタンおよび寝具について、正しい知識を持っておくことが大切です。

本記事でわかる内容はこちら。

  • ウレタンマットレスの寿命と交換タイミング
  • ウレタンマットレスの寿命を決める2つの値
  • ウレタンマットレスの寿命を左右する3つの値
  • 耐久性の高いウレタンマットレスおすすめ3選

我が家では夫婦揃ってSOMRESTAのウレタンマットレスを愛用しています。大手メーカーや有名ブランドではないものの、個人的にはイチオシの高耐久マットレスです。ご参考までに。

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ウレタンマットレスの寿命と交換タイミング

ウレタンマットレスの寿命は1〜10年です。

一般的に低反発ウレタンマットレスより、高反発ウレタンマットレスの方が寿命が長くなります。その理由は高反発ウレタンの方が弾性力と通気性が高く、へたりにくくカビにくいからです。

交換タイミングをまとめると…

  • ウレタン → へたり・凹み・カビ・汚れ
  • 側生地  → ほつれ・破れ・カビ・汚れ

中芯ウレタンのへたりや凹みのほか、側生地カバーの破れや汚れでも寿命を迎えます。そのため、ウレタンの耐久性だけでなく、側生地の別売りがあるかを確認しておくと安心です。

また、寿命を迎えたマットレスを使い続けると、身体の不調につながりやすいのでご注意ください。特にウレタンマットレスは寿命に気づきにくく、小さなサインを見逃さないことが大切です。

もう少し具体的にすると…

  腰や背中が痛い ⇔ 腰の部分が凹んでいる
  寝返りしにくい ⇔ 反発力が低下している
  肌の痒みや荒れ ⇔ ダニやカビがいっぱい

今まで心地よく眠れていたのに、朝起きたときに身体が痛かったり、睡眠中に寝返りがしにくいと感じたり、ダニによく刺されたりなどは、寿命のサインかもしれません。

ウレタンマットレスの寿命と交換タイミングを押さえたところで、その寿命を決める5つの重要な値について見ていきましょう。

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ウレタンマットレスの寿命を決める2つの値

もっとも重要な2つの値がこちら。

  • ウレタンの密度 (単位はDまたはkg/m3)
  • ウレタンの復元率(圧縮80,000回あたり)

ウレタンマットレスの寿命は、この2つ数値をチェックすればわかります。厳密にはマットレスではなく、ウレタンの寿命ですが「密度≒品質」「復元率≒耐久性」と考えるとわかりやすいです。

個人的な観点になるものの、2つの値がどちらも非公開のウレタンマットレスは、購入を控えた方が無難でしょう。特に復元率は「家庭用品品質表示法」で表示すべき項目に指定されています。

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JIS K6400-4(軟質発泡材料-物理特性の求め方-第4部:圧縮残留ひずみ及び繰返し圧縮残留ひずみ)の6・2・4に規定する測定方法により得た数値を、100から差し引いた残りの数値以下の数値(%)で表示する。
引用: ウレタンフォームマットレス | 消費者庁

ウレタンの密度と寿命

ウレタンの密度と寿命の関係性です。

  目安:30D以上(高いほど良い)

ウレタンは「密度≒品質」で、密度が高くなるほど、価格も高くなります。単位は「D(Density・デンシティ)」で数値化され、「kg/m3(キログラム毎立法メートル)」と同義です。

ウレタンの密度 マットレスの寿命
20D 1年
25D 3年
30D 5年
35D 7年
40D 8年
45D 9年
50D 10年
上記は目安です<(_ _)>

ウレタンの密度は、高ければ高いほど良いです。密度が高くなるデメリットは、高額になることと重くなること。ウレタンマットレスは、品質と価格だけでなく、品質と重量もトレードオフの関係になります。

マットレスの使用期間は、5〜10年の人が多いと言われており、ウレタンマットレスを5年以上使うのであれば、30D以上の密度が必要です。

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ウレタンの復元率と寿命

ウレタンの復元率と寿命の関係性です。

  目安:96%以上(高いほど良い)

ウレタンの復元率は、JIS規格の80,000回圧縮試験を行い、どのくらい復元するかを数値化したものです。ざっくり10年(1日の寝返り20回×365日×10年=73,000回)でどれだけ凹むかを表しています。

ウレタンの復元率 マットレスの寿命
95%未満 1年
95% 3年
96% 5年
97% 7年
98% 8年
99% 9年
99.5%以上 10年
上記は目安です<(_ _)>

ウレタンの復元率は、高ければ高いほど良く、ウレタンマットレスの寿命に直結します。5年以上使うのであれば、96%以上の復元率が必要です。

また、信頼性の高いウレタンマットレスほど、圧縮試験を第三者機関が実施していたり、圧縮回数を2倍(16万回)、3倍(24万回)と増やしていたりします。

ウレタンマットレスの寿命は、ウレタンの密度と復元率でわかります。密度は30D以上、復元率は96%以上が目安です。

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ウレタンマットレスの寿命を左右する3つの値

次に重要な3つの値がこちら。

  • 通気性  → カビの発生しにくさ
  • 洗濯可否 → 汚れの落としやすさ
  • 別売有無 → 破れに対処できるか

これらは密度と復元率ほどではないものの、ウレタンマットレスの寿命に大きく関わります。ウレタンと側生地にどんな特性があるか、どんな機能性を持つかのイメージです。

この3つをチェックすることで、経年劣化によるカビ・汚れ・破損を回避して、どれだけ衛生的に使い続けられるかを判断できます。

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ウレタンマットレスの通気性と寿命

ウレタンマットレスの通気性をCheck。

  ウレタン → 構造(特殊な加工を施している)
  側生地  → 素材(再生繊維や綿の使用あり)

大前提としてウレタンは通気性が良くないので、ウレタンに特殊加工を施しても限界があります。そのため、ウレタンより側生地の方が重要で、特に素材をしっかりチェックしておきましょう。

素材は吸水性に優れたものがおすすめです。
(以下、公定水分率の比較となります)

  1. ウール    → 16%(とても良い)
  2. リヨセル   → 13%(とても良い)
  3. リネン(麻) → 12%(とても良い)
  4. シルク(絹) → 11%(とても良い)
  5. レーヨン   → 11%(とても良い)
  6. コットン(綿)→ 8.5%(良い)
  7. ポリエステル → 0.4%(良くない)

ずばり、ポリエステル100%ではないことが重要です。個人的な観点になるものの、側生地の素材がポリエステル100%のウレタンマットレスは、通気性を考慮していない可能性が高く、寿命の観点でもマイナスです。

ポリエステル99%以下なら割合はどうであれ、吸湿性を高めよう、ムレやカビを抑えよう、そんな開発者の想いが伝わってきます。この1%の差はとてつもなく大きいです。

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さらに通気性を考えたものだと、メッシュ生地を採用していたり、抗菌加工を施していたりします。+αのチェック項目として押さえておきましょう。

ウレタンマットレスの洗濯可否と寿命

ウレタンマットレスをはじめ、寝具類は洗えるか、洗いやすいかも重要です。ウレタンは洗濯不可が多いものの、一部洗えるウレタンも存在します。

側生地は洗濯機や乾燥機を使えるかがポイント。手間がかかると洗濯をサボってしまうので、結果的に寿命を縮めてしまいます。逆にお手入れしやすいと長持ちしやすいです。

ウレタンマットレスの別売有無と寿命

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ショックな人

高級ウレタンマットレスを買ったのに、愛犬が側生地カバーを破いてしまった。単品の別売りはないみたいだし、本体ごと買い替えかぁ…

意外と見落としがちだけど重要なのがこちら。

どれだけウレタンが高耐久でも、側生地が破損してしまったら、ウレタンマットレスとしては強制終了。そのため、替えの側生地が別売りされていると安心です。

ここまでの内容をおさらいすると…

  • 寿命目安 → 1〜10年(品質による)
  • 密度   → 30D以上(高いほど良い)
  • 復元率  → 96%以上(高いほど良い)
  • 通気性  → ポリエステル100%以外
  • 洗濯可否 → 洗濯機OKか、乾燥機OKか
  • 別売有無 → 側生地の単品販売があるか

ウレタンマットレスの寿命は、この5つの値をチェックすればOKです。もっとも重要なのは「密度」と「復元率」なので、面倒な人はこの2つだけでもチェックしておきましょう。

ウレタンマットレスに限った話ではないものの、「情報が少ない≒品質に自信がない」ケースが多いのでご注意ください。特に家庭用品品質表示法で指定の復元率がわかるかは1つの判断基準になります。

耐久性の高いウレタンマットレスおすすめ3選

ここまで見てきた内容を踏まえ、高耐久のおすすめウレタンマットレスを3つ紹介します。寿命の長いマットレスを探している、長く愛用できるマットレスがほしい、そんな人の参考になれば幸いです。

有名ブランドや大手メーカーを含め、全20種類以上のウレタンマットレスを調べた中で、耐久性ならコレ!というものを選んでみました。

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ソムレスタ(SOMRESTA)

ソムレスタのマットレス

JIS規格の3倍にあたる圧縮24万回をクリア

税込価格:49,800円 ※シングル

SOMRESTA(ソムレスタ)は、超高密度・高反発・高耐久のウレタンマットレスです。密度は戦略的に非公開とされていますが、復元率は圧縮24万回で99.6%という圧倒的な成績を収めています。

耐久性に関わるポイントをまとめると…

  • 圧縮24万回(JIS規格の3倍)で復元率99.6%
  • 側生地の素材にリヨセル・レーヨンを使用
  • 側生地にハニカムメッシュ生地を採用
  • 防ダニ試験(JIS L 1920)で忌避率97.9%
  • 抗菌性試験(JIS L 1902)で抗菌活性値5.9
  • 側生地の単品別売あり(シングル:18,000円)

超高耐久のウレタンでへたりや凹みに強い上に、優れた通気性・防ダニ性・抗菌性でカビやダニにも強い優れものです。各試験は第三者機関が実施しており、全くと言っていいほど隙がありません。

強いてデメリットをあげるなら、側生地に乾燥機を使えないことですが、頻繁に洗うものではないため、天気の良いときに洗えばOK。側生地の別売りもあり、超良心的なウレタンマットレスです。

SOMRESTAの製品は、企画から販売まで全て自社で行い、最小限のコストで真に良いものを安く届ける、そんなコンセプトでつくられています。

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セルプール(cellpur)

セルプールのマットレス

オーストリア生まれの高耐久ウレタンマットレス

税込価格:49,900円 ※シングル

セルプール(cellpur)は、超高密度・高通気・高耐久のウレタンマットレスです。もっとも重要な密度は50D、復元率も99.5%を記録しており、耐久性に疑いの余地はありません。

耐久性に関わるポイントをまとめると…

  • 最高クラスの密度50D、復元率99.5%
  • 世界初の吸放湿するウレタンで通気性UP
  • 側生地の素材にテンセル(リヨセル)を使用
  • 公式にウレタンの手洗いがOKとなっている
  • 3分割ウレタンで腰部分を入れ替えできる

セルプールのウレタンは、吸放湿に優れるテンセルを配合しており、従来汎用型の高反発ウレタンより通気性が1.5倍ほど向上しています。また、側生地にもテンセルを使うなど、通気性にこだわったウレタンマットレスです。

さらに特徴的なのは、公式にウレタンの手洗いがOKなこと。一般的にウレタンは洗えないものがほとんどですが、セルプールは側生地もウレタンも洗濯可能。いつも衛生的に使うことができます。

ウレタンが3分割されているのも耐久面でポジティブ。へたりやすい腰部分を入れ替えることができ、工夫次第ではより長持ちさせられます。唯一、側生地の別売りがないのだけが残念です…

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快眠タイムズ マットレス

快眠タイムズのマットレス

睡眠の質が高まるバランスのいい快眠マットレス

税込価格:50,000円 ※シングル

快眠タイムズマットレスは、3層構造のウレタンマットレスです。1〜2層が45D、3層が32Dの高密度で、復元率も99%と高く、へたりにくいことがわかります。

耐久性に関わるポイントをまとめると…

  • 1〜2層が45D、3層が32D、復元率は99%
  • ウレタンに通気性アップの特殊加工あり
  • 側生地の素材にテンセルとウールを使用
  • 60日間トライアルプログラムで返品OK

ウレタンの1〜2層にピンホール加工、3層にスリット加工と呼ばれる、通気性アップの特殊加工を施しており、睡眠中に発生した熱がこもりにくいのが特長です。

また、側生地の表面がテンセル100%、中綿部分にはオーストラリア産のメリノウールを50%使用しています。寝汗をスッと吸水してくれるだけでなく、夏はさらっと冬は暖かく1年通して快適です。

快眠タイムズマットレスには、60日間のトライアルプログラムが用意されており、自宅の睡眠環境でじっくりお試しできます。万が一のときは返送料のみ自己負担で返品可能です。

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以上、

ウレタンマットレスの寿命についてでした。

ポイントをおさらいすると…

  • 寿命目安 → 1〜10年(品質による)
  • 密度   → 30D以上(高いほど良い)
  • 復元率  → 96%以上(高いほど良い)
  • 通気性  → ポリエステル100%以外
  • 洗濯可否 → 洗濯機OKか、乾燥機OKか
  • 別売有無 → 側生地の単品販売があるか

ウレタンマットレスの寿命は1〜10年ほどで、その長さは密度と復元率でわかります。ただ、カビ・ダニ・汚れでも寿命となるため、通気性やお手入れのしやすさも確認しておくと尚良しです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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