グリーンパンは寿命が短いってほんと?
グリーンパンは2年でダメになるの?
グリーンパンの耐久性について知りたい。
そんな人向けの情報となります。
結論からお伝えすると、グリーンパンの寿命について、公式案内はありません。一般的なノンスティックフライパンと同じなら寿命は2年ほど。安全性は高いものの、耐久性は低めです。
また、使い方によってはさらに寿命が短くなることもあり、グリーンパンの口コミやレビューを見ると、1ヶ月でくっつく、3ヶ月もたない、半年でべったりといった厳しい声もあがっています。
詳しくは後述しますが…
2年ほどでコーティングが剥がれる
高温で使用すると一発アウトもある
お手入れをしないと寿命が短くなる
グリーンパン(GREEN PAN)は「寿命やコスパ」よりも「安全性やエコ」を優先する人向けのフライパンです。耐久性を求めるのであれば、鉄やステンレスのフライパンを検討しましょう。
本記事でわかる内容はこちら。
- グリーンパンの寿命は2年ってほんと?
- グリーンパンを長持ちさせるコツとは!
- グリーンパンと他フライパンの寿命比較
- グリーンパンはセレブ向きのフライパン
グリーンパンの魅力は、発がん性物質のPFOAフリーであること、および過熱時に有毒ガスを発生しないこと。人にも地球にも優しいエコなフライパンです。
グリーンパンの寿命は2年ってほんと?
グリーンパンをはじめ、ノンスティックフライパンは、2年ほどでコーティングが剥がれるため、そのタイミングが寿命とされています。
ノンスティックコーティングは5種類。
テフロン・フッ素樹脂加工
マーブルコート(大理石)
ダイヤモンドコート
チタンコート
セラミックコーティング
この中で耐久性が高いのは、マーブルコート、ダイヤモンドコート、チタンコートの3つ。これらはフッ素樹脂に硬い素材を混ぜてつくられており、テフロンよりも頑丈です。
とはいえ、鉄のフライパンのような一生物ではなく、あくまでもコーティングが剥がれにくいだけ。寿命は長くても3年ほどです。
一覧にするとこんな感じ。
種類 | 素材 | 寿命(目安) |
---|---|---|
テフロン | フッ素樹脂 | 1〜2年 |
マーブル | フッ素樹脂 +大理石 |
2〜3年 |
ダイヤモンド | フッ素樹脂 +ダイヤモンド |
2〜3年 |
チタン | フッ素樹脂 +チタン |
2〜3年 |
セラミック | セラミック | 1〜2年 |
グリーンパンの寿命は1〜2年が目安です。グリーンパンの安全性や、フッ素樹脂の有害性については、以下の記事にまとめてみました。
グリーンパンの寿命調査
心配性な人
グリーンパンは本当に2年も使えるのかな。ママ友から3ヶ月でダメになったという話を聞いたけど…
自身も気になったのでさらに踏み込みます。
実際にグリーンパンを使用している人たちのレビューを徹底調査して、寿命に関連するコメントをまとめてみました。Amazonと楽天市場を参考にしております。
グリーンパンの寿命1ヶ月説
寿命1ヶ月:かなり少ない
※個人的な見解です
購入者
購入して1ヶ月弱で焦げ付くようになりました。説明書通り気をつけて大事に使っていたのですが…。油を敷いても、肉も魚も卵もボロボロです。
購入者
初めは焼き物も油もそんなには要らないし、使いやすかったのですが、1ヶ月近くなるとしっかり焦げ付いてしまって、一度お湯を沸かして焦げをふやかして洗う…そんな毎日になりました。
購入者
購入して1ヶ月、毎日使ってます。IHで使用、オイルを使わず調理していますが、全くこびり付きませんね。体にも害がなく、使用感最高のフライパンを購入できて満足です。
グリーンパンの寿命3ヶ月説
寿命3ヶ月:少ない
※個人的な見解です
購入者
3ヶ月もちませんでした。くっつきますねー。安心安全の面で凄くありがたい商品と思いますが、このお値段ですし、もう少し改善をお願いしたいです!
購入者
最初の3ヶ月ほどは良かったものの、その後は食品がフライパンにくっつき…とてもやりにくい。値段が高い為ショックです。
購入者
3ヶ月くらい使いましたが、ひっつくこともなくとても使いやすいです。フッ素加工ではないので、体にも安心して使用できます。
グリーンパンの寿命半年説
寿命半年:そこそこ多い
※個人的な見解です
購入者
半年弱で卵焼きもお肉もベッタリくっつきます。基本的に物は大事にする方なので空焼きや高温も気を付けてはいたのですが、ここまで耐久性が低いのはアジアの台所には不向きかと思います。
購入者
熱伝導は素晴らしいですが、機能を維持するのにガス火だと温度コントロール難しいです。半年足らずでコーティングがもう効果なくなりました。
購入者
半年弱でこびりつくようになりました。しかし害がないフライパンなら、価値はあると思って次回も買います。
グリーンパンの寿命1年説
寿命1年:買い替えタイミング
※個人的な見解です
30代男性
我が家は1年で加工が剥がれ始めたのか、焦げ付くようになりました。フライパンの寿命は、2年と言われているため、「想像より早く寿命がきた。」というのが正直な感想です。
50代女性
おしゃれなデザインが気に入って毎年買い替えながら5年くらい前から使ってます。が、2年前くらいの製品から使い始めて一か月ほどで裏面が錆び(茶色に変色する)るようになりました。
リピーター
1年ほど使ったグリーンパンがこびりつくようになってきたので買い替えました。
グリーンパンの寿命2年説
寿命2年以上:物持ちが良ければ…
※個人的な見解です
60代男性
2年間使った後の状態ですが、やはり焦げ付くようになりました。他の表面加工したフライパンにしては長持ちした方とは思います。
グリーンパンの寿命まとめ
個人的な見解ですが、こんな結論になりました。
- 寿命1ヶ月 :かなり少ない
- 寿命3ヶ月 :少ない
- 寿命半年 :そこそこ多い
- 寿命1年 :買い替えタイミング
- 寿命2年以上:物持ちが良ければ…
グリーンパンの愛用者やリピーターが1年で買い替えていることから、寿命は1年ほどで長くても2年くらいと考えるのが良いでしょう。
1〜3ヶ月でダメになるケースは少なく、半年くらいから徐々に増えてきます。このあたりは使い方による違いと思われ、長持ちさせるコツを押さえておくことが重要です。
グリーンパンを長持ちさせるコツとは!
グリーンパンを長持ちさせるコツがこちら。
- 強火禁止:弱火から中火までで使う
- 金属禁止:シリコンや木製器具を使う
- 予熱必須:調理前にフライパンを温める
- 油必須 :温めたフライパンに油を引く
- 手洗い :食洗機ではなく手洗い
- 洗剤使用:中性洗剤で油分を落とす
もっとも重要なのは強火を使わないことです。
グリーンパンは熱伝導や熱保有に優れており、弱火から中火までで問題なく調理できます。ただ、予熱をしっかりして油やバターを引かないと、くっつきの原因になるのでご注意ください。
また、シリコンや木製の調理器具を用いたり、やわらかいスポンジや布で手洗いしたり、コーティングを傷つけないことも長持ちのポイントです。収納時にも気をつけたいところ。
グリーンパンに限った話ではないものの、使用後はしっかり油分を落としましょう。汚れが残っていると、焦げつき、くっつき、こびりつきが発生し、フライパンの寿命を縮めてしまいます。
グリーンパンと他フライパンの寿命比較
フラインパンの寿命比較です、ご参考までに。
コーティング | ノンコーティング |
---|---|
「約2年」で買い替え | 「半永久」的に使える |
「グリーンパン」など | 「鉄のフライパン」など |
|
|
グリーンパンをはじめ、ノンスティックコーティングのフライパンは、1〜3年でコーティングが剥がれ、そのタイミングが寿命になるとされています。
耐久性を高めたマーブル(大理石)、ダイヤモンド、チタンのコーティングがあるものの、半永久的に使えるノンコーティングと比べたら誤差レベルです。
グリーンパンはセレブ向きのフライパン
グリーンパンはセレブ向きのフライパンと言えます。
というのも、調理器具にお金をかけられるのはもちろん、調理前の予熱が必要だったり、しっかり油やバターを引いたり、調理後の手洗いが必要だったりと、時間をかけられる余裕が必要だからです。
「火力全開でパパッと調理!」
「食材を炒めながら油を投入!」
「食洗機にぶっ込んでおしまい!」
全部NGです…(o;ω;o)ウゥ
毎日料理するだけでも大変なのに、フライパンのことなんて気にしてられない、そんな人にはやや不向きかもしれません。
ただ、フッ素樹脂の安全性が問題視される昨今、ノンスティックならセラミックが安心です。コスパを重視するなら、アイリスオーヤマのカラーパンなどでお試しするのも良いでしょう。
以上、
グリーンパンの寿命についてでした。
グリーンパンの寿命は、愛用者やリピーターが1年くらいで買い替えていることから、1年から長くても2年程度と考えられます。一般的なノンスティックフライパンと同じか、ちょっと短いくらいです。
グリーンパンは「寿命やコスパ」よりも「安全性やエコ」を優先する人向け。耐久性を求めるのであれば、鉄やステンレスのフライパンを検討するのが良いでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。