グリーンパンは中国製ってほんと?
グリーンパンは本当に安全なのかな。
中国製だと安心して使えないのだけど…
そんな人向けの情報となります。
結論からお伝えすると、グリーンパン(GREEN PAN)は中国製です。ただ、中国のブランドではなく、国際的なベルギーブランドが手掛けており、中国の自社工場でつくられています。
公式案内によると…
工場は安全性と効率性において最高水準を満たしていることでISOを認証取得は勿論のこと、中国国内では初のSGS規定順守の最高レベルを受賞しております。
グリーンパンが中国製でも安心なのは、ISOやSGSの認証はもちろん、環境改善に取り組み続けている、企業への信頼性が大きいです。世界100カ国以上、何百万人にも愛されてきた実績があります。
また、食の安全においても、ベルギーは日本より進んでおり、安全性への意識が高いことも押さえておきたいポイントです。中国製だから心配、日本製だから安心というのは、世界から見るとちょっと違います。
本記事でわかる内容はこちら。
- グリーンパンが中国製でも安心な理由!
- 食の安全でわかるベルギーと日本の差!
- 他のセラミックフライパンの原産国は?
グリーンパンは、世界で初めてフッ素樹脂を使わない、ノンスティッククックウェアを開発したパイオニアです。有害物質ゼロはもちろん、過熱時に有毒ガスを発生することなく、安心して使えるのが魅力です。
グリーンパンが中国製でも安心な理由
グリーンパンが中国製でも安心なのは…
- ISOの国際認証を取得している
- SGSの製品認証を取得している
- エコでクリーンな最新鋭の工場
グリーンパンの中国工場は、ISO9001、ISO14000、ISO14001を取得しています。国際標準に沿ったエコでクリーンな最新鋭の工場です。
以下、ご参考までに。
規格 | 概要 |
---|---|
ISO9001(品質) | 一貫した製品・サービスを提供し、顧客満足を向上させるためのマネジメントシステム規格 |
ISO14000(環境) | 環境を保護し、環境パフォーマンスを向上させるためのマネジメントシステム規格 |
ISO14001(環境) | |
引用: 日本品質保証機構(JQA) |
また、グリーンパンの中国工場は、中国国内では初となるSGS認証も取得しています。SGSは世界100カ国以上に事業所や研究所を持つ、世界トップクラスの認証機関です。
SGSは、スイス・ジュネーヴに本拠を置き、検査、検証、試験、および認証を行う企業。認証企業としては世界最大の規模を持つ。世界100か国以上に1,800以上の事務所と研究所を持ち、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている。
引用: ウィキペディア(Wikipedia)
環境改善への取り組みも積極的です。
Co2排出量の削減 → 約60%
工業用水の再利用 → 約90%
ソーラー発電活用 → 約30%
再利用やリサイクルへの貢献
グリーンパンは従来のノンスティックフライパン製造より、Co2排出量をおよそ60%削減しており、温室効果ガスの抑制に努めています。
また、工業用水は90%を再利用し、河川への排出はわずか10%です。さらに工場の消費電力30%をソーラーで補うなど、環境への配慮を徹底しています。
グリーンパンの公式ショップでは、リサイクル回収システムを実施しており、グリーンパン1つの購入につき、素材やメーカーを問わずフライパンを1つを回収してくれます。
食の安全でわかるベルギーと日本の差
次にちょっと視点を変えて、食の安全について見ていきます。グリーンパンを手掛けるベルギーと我らが日本、そして中国との違いを調べてみました。
まずは衝撃のランキングをどうぞ。
(世界食料安全保障指数2022より)
- ベルギー → 食の品質・安全性で世界4位
- 日本 → 食の品質・安全性で世界30位
- 中国 → 食の品質・安全性で世界46位
こちらは英国のエコノミスト誌がまとめたデータで、世界各国の食の値頃感、入手しやすさ、品質・安全性、持続可能性などを評価しています。
悲しいことに世界視点で見ると食の安全において、日本の評価が低いことがわかるでしょう。中国より安全であるものの、それ以上にベルギーから突き放されています。
もうちょっと詳しく見ていくと…
品質・安全性のランキング | |||||
---|---|---|---|---|---|
1位 | カナダ | 11位 | スウェーデン | 21位 | ポルトガル |
2位 | デンマーク | 12位 | オランダ | 22位 | ブルガリア |
3位 | アメリカ | 13位 | オーストラリア | 23位 | コスタリカ |
4位 | ベルギー | 14位 | ブラジル | 24位 | メキシコ |
4位 | フィンランド | 15位 | ポーランド | 25位 | ロシア |
6位 | フランス | 16位 | アラブ首長国連邦 | 26位 | トルコ |
7位 | イスラエル | 17位 | オーストリア | 27位 | スロバキア |
8位 | ノルウェー | 17位 | スペイン | 28位 | ルーマニア |
9位 | アイルランド | 19位 | ギリシャ | 29位 | イギリス |
10位 | アルゼンチン | 20位 | ドイツ | 30位 | 日本 |
上位には欧米諸国がずらり。
アジアは軒並み低く、日本の30位がもっとも高く、マレーシア38位、中国46位、韓国50位と続きます。日本では中国産が…という話になるものの、世界から見るとそこまで差はないかもしれません。
やや大袈裟ですが…
日本人
中国の食品はちょっと心配だなぁ…
欧米人
アジアの食品はちょっと心配だなぁ…
ずばり、日本は安全への意識が低い。
(先進国の中だと遅れています)
フライパンで考えると、PFOAやフッ素樹脂の有害性が確認されても、日本で規制が入るのは欧米のあと。つまり、真に安全かは欧米諸国の動きをウォッチしなければならないのです。
他のセラミックフライパンの原産国は?
参考までにグリーンパン以外のセラミックフライパンの原産国を調べてみました。結論からお伝えすると、ほとんどが中国製です。
製品 | 原産国 | 所在国 |
---|---|---|
グリーンパン / GREEN PAN | 中国製 | ベルギー |
グリーンシェフ / GREEN CHEF | 中国製 | ベルギー&日本 |
セラブリッド / 京セラ | ベトナム製 | 日本 | kerami / KEYUKA | 中国製 | 日本 |
ケヴンハウン / KEVNHAUN | 中国製 | デンマーク |
日本のブランドも海外のブランドも中国製でした。21世紀の世界の工場と呼ばれているのも納得ですね。
以上、
グリーンパンの中国製あれこれでした。
ポイントをおさらいすると…
- 中国の自社工場でつくられた中国製
- 世界に展開するベルギーのブランド
- ISOの国際認証・SGSの製品認証あり
- 環境改善への積極的な取り組みを実施
- 欧米でも有数の安全意識の高いメーカー
人にも地球にも優しいフライパンで料理を♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。